給排水の設備は住宅に必須ですが、新築の際には公共の給水管・排水管を敷地内に接続する必要が出てきます。これによって水道を使うことができるようになるとともにトイレやキッチン、お風呂などの排水を外に排出することができるのです。この工事のことを屋外給排水工事と呼びます。わたしたちが日常生活の中で当たり前に使っている給排水は、この工事がしっかり行われていることが大前提です。
■屋外給排水工事の内容とは
どれぐらいの費用がかかるのかはどんな工事が行われるかによって異なります。公共の給排水管と接続するわけですから、どのような環境で接続するかによって工事の手間やかかる費用が変わってくるからです。
すでに以前に建物が建っていた土地の場合、敷地内に引き込み管があるのでそれと水道管を接続するだけで済むので比較的安い費用で済ませることができます。
しかし以前に建物が建っていなかった土地に新築する場合には引き込み管がないことが多く、道路の地下にある給排水管から引き込んだ上で接続する必要が出来ます。駐車場や更地、田畑などに新築する場合には注意が必要です。
この道路から引き込む場合、公共の道路を掘削する必要が出てくるので工事が終わった後にはしっかり復旧しなければなりません。そうなると費用だけでなく時間がかかってしまいます。
しかも建築予定地から道路の給排水管までの距離が長い場合には、その分工事の規模も多くなります。下水道の整備が進んでいない地方でよく見られるケースです。この地方の下水道の整備状況が費用に大きな影響を及ぼすケースが良く見られます。
たとえば下水本管が整備されていない場合、浄化槽を別途に設置する必要も出てきます。これはトイレやキッチンから排出された排水に含まれている微生物などの汚れを分解処理した上で側溝などに放流するための設備です。
この浄化槽の設置は費用と手間がかかるだけでなく、事前に役所に訪れて調査・許可を得た上で行わなければなりません。放流する側溝や河川などの場所も厳密に決められており、許可を得た場所に放流する必要があります。
こうした下水道が未整備なエリアで屋外給排水工事を行う場合には、整備されているエリアに比べて倍くらいの費用がかかってしまうことがあるので覚悟しておきたいところです。
■建物の環境は費用を決める要素
もうひとつ、費用を決める要素に建物の給排水の環境があります。簡単に言えばキッチンやトイレ、お風呂など水周りの施設が多ければ多いほど費用がかかることになります。プラス水周りの設備から引込管・水道メーターまでの距離が長いほど、工事に手間がかかります。
近年では複数のトイレが設置された家も増えているので、全体的に屋外給排水工事の費用が高くなる傾向が見られます。また敷地に庭がある場合、ガーデニングや車の洗車のために屋外に水道設備を用意することもあります。
こうしたケースでも費用が高くなります。建物から離れている場合も多いため、特別に高くなることもあるので気をつけたい部分でしょう。
■屋外給排水工事の費用相場
建物の規模、給排水設備の数などいろいろな条件があるので具体的な金額を出すのは難しいのですが、50万~100万円程度が全体的な相場と言われています。二世帯住宅や注文住宅の場合はもう少し高くなるでしょう。最低限はこれぐらいの予算は最低限確保しておきたいところです。
加えて先ほど触れた、下水道が未整備である、道路の給排水管への距離が遠い、引込管が設置されていないといった特別な工事が必要な場合には、30~50万円程度の費用が必要になってくるでしょう。
なお、地域によってはこの工事に対して助成金・補助金が下りるケースもあります。下水道が未整備な地域に見られるので、該当するかどうかあらかじめチェックしておくことをおすすめします。
■屋外給排水工事の費用を安く抑える方法
これまで「どんなシチュエーションで費用が発生するのか」を挙げてきましたが、これを逆のパターンで「どうやって費用を節約することができるのか」で考えることもできます。つまりできるだけ費用が発生しないシチュエーションを意識して家を立てるのです。
下水道の整備状況や引込管の有無は自分でどうにかできるものではないので、水周りの環境を検討しましょう。引きこみ管と接続する水道管が短いほど費用が安くなるため、水周りの施設の位置を工夫するだけで費用をかなり節約することができます。
設計の段階で引込管への距離を意識した上で検討してみましょう。また二世帯住宅などでトイレや浴室を複数設置する場合にはあまり距離を離さないで設置したほうが安く済みます。
注文住宅の場合は水周りにこだわることが多く、どうしても屋外給排水工事も高くなりがちです。しかし逆に施主の希望が通りやすい注文住宅のメリットを活かして水周りの施設の設置場所を工夫すれば安く抑えることもできるようになるでしょう。
「注文住宅=高い」というイメージにとらわれず、節約の観点からもアプローチしてみたいところです。こうした設計段階で安く済ませる方法に加えて業者選びで費用を抑えることもできます。
【工事担当者】
当工事は、秦野市の某企業オフィス新築に伴う上下水道工事になります。弊社では神奈川県全域+東京都(水道工事)の上下水道許可を得ているため、施工範囲が広域に渡り施工することができます。
弊社では、新築の給排水工事も注力しているため、施工するスピード・正確性には自信がある工事の1つであります。
現在、第一・第二工期が終了したため、最終第三工期を迎えて竣工仕上げとなります。